糖尿病の改善法対策

糖尿病についての改善法や対策を提供しています。

お祝い。古希

古希は、昔は「古稀」とも書いていました。その意味は、人生50年と言われていた古い時代に、70歳まで生きることは稀なことという意味で、大変な長寿と考えられていたことに由来します。古希は、そのような意味から、現代においても数え年で70歳を迎える年のことを指します。数え年とは、生まれた日を1歳とし、その後正月が来るたびに1歳ずつ年を取る年齢の数え方であり、満年齢と比べると1歳多く数えることになります。従って、満年齢では69歳の年が古希となります。但し、現代では数え年で歳を数えることも少なくなり、69歳でお祝いするのは区切りが悪いことから、満年齢で70歳の年にお祝いすることが多くなっています。
古希のお祝いをする際には、紫色のちゃんちゃんこや座布団を揃えて、身内が集まってお祝いをします。紫色は、昔から特別な色として扱われる習わしがあり、長寿を迎えた方への敬意を表す意味で用います。また、かつては紫色には人を癒す力が宿ると考えられていたことから、古希を迎えた方の更なる長寿を願うものとしての意味もあり、お祝いの品に用いられます。
お祝いの仕方はそれぞれですが、身内が集まって食事会などをすることが多いようです。今の日本では平均年齢が80歳を超えていますから、70歳といってもまだ元気な方も大勢いますので、古希を迎えられる方の体調やし好を考慮し、お酒をふるまったり、好みの品を贈ったりして、記憶に残り、喜ばれるお祝いをするのがよいでしょう。

糖尿病と肥満との関係

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糖尿病は、血液の中に含まれる糖の濃度が高い状態が続く病気です。

血中の糖の濃度がある程度高くなると、
ブドウ糖が尿の中に漏れてくることがあります。

そのために、糖尿病と呼ばれています。

ではどうして、血液中の糖の濃度が高くなるのかということですが、
私たちが毎日摂取している、食べ物、飲み物は、消化酵素によって
ほとんどがブドウ糖になります。

ブドウ糖は、腸から吸収されて血液中に入ります。

肝臓から、蓄えられているエネルギー源の一部も
ブドウ糖として血液中に放出されます。

ブドウ糖は、体を動かすエネルギー源になるものです。

血液の流れに乗って、体の細胞に運ばれ、
筋肉や臓器で使われます。

血液中にブドウ糖がどれくらいあるかを示すのが血糖値です。

膵臓(すいぞう)の中の、ランゲルハンス島という細胞の集合体から、
インシュリンというホルモンが分泌され、血糖値を管理しています。

インシュリンの分泌が悪くなると、血液中の糖の濃度が高くなる、
つまり血糖値が高くなります。

糖尿病は、このインスリンが不足、
またうまく作用していない状態です。

遺伝的なものもありますが、最近「肥満」になると、
インスリンが低下し、2型糖尿病にかかりやすくなります。

中年以降に発症しやすいのは、
この肥満と密接な関係があります。

肥満が糖尿病の原因になります。

糖尿病の人がみんな肥満であるかといえばそうではありません。

ただ、肥満の人は、圧倒的に糖尿病になりやすいといえます。

・喉がかわく
・トイレが近い
・尿のにおいが気になる
・足がつる
・疲れやすい
・傷が治りにくい

上記のような症状以外に、食べても痩せる人があります。

では肥満とは、どういう人をいうのか、
次の値をだして心得ておきましょう。

肥満と判定するのに、BMIという値をだします。

BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗
BMIが25以上であれば、「肥満」であると言えます。

肥満にも、皮下脂肪と内臓脂肪の2種類あります。

皮下脂肪は、まず問題はありません。

内臓脂肪型肥満が糖尿病を生む可能性が非常に高いです。

一見太っていなくても、運動をせずに筋肉がおちている人は、
「かくれ肥満」の可能性が高いですので
同じく糖尿病にかかりやすいといえます。

糖尿病・食事療法が必要な理由

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食事療法こそが、糖尿病の最高の特効薬だと言われる理由ですが、
糖尿病が、食事と密接な関係にあるインスリンの不足、欠乏からくる病気だからです。

インスリン不足になると、食べ物から摂取したブドウ糖などの栄養素
が利用されなくなります。
そして、それぞれの細胞は栄養不良になってしまいます。

結果、利用されないブドウ糖は、増え続け、血液中に溢れます。
この状態が、高血糖で、このまま放置しておくと合併症が起こってしまいます。

合併症を防ぐには、摂取する食べ物の量を制限し、栄養バランスも
よいもの、そして個人に合ったエネルギー量にするように徹底しなければなりません。

糖尿病にとって、もっとも基本であり、最も重要な治療法になるのです。

特に、2型糖尿病の場合、70%以上の方が食事療法だけで、病状を
充分に改善させることができるのです。

また、インスリン注射や飲み薬を併用する場合にも、食事療法が
できていないと、治療効果は上がりません。

食事療法といっても、特別な食事があるわけではありません。
ただ、食品を選ぶとき、栄養素・エネルギー量がそれぞれ異なります。

日本糖尿病学会がだしている「糖尿病食事療法のための食品交換表」が便利です。
ふだん食べている一般的な食品から、約500種を選び、栄養構成で似ているものを、ひとまとめに、7種類(実際、6種類と調味料)に分けてあります。

糖尿病の食事のコツ

・適切なカロリーの食事をする:炭水化物の量を調整する。

・バランスよく食べる:食べてはいけないものはありませんが、栄養 をバランスよく摂ることが大切です。

・食物繊維を摂る:食物繊維は、糖質の吸収を穏やかにし、血糖値の急激な上昇を抑えてくれます。

・食塩を控えめに:糖尿病の方は、高血圧になりやすいので塩分はかなり控えめに、1日6gを目標に。

・3回の食事は、規則正しく摂る:1回の食事にカロリーを多く摂ったりしない。

・甘いものアルコールを控える:糖分が多めになります。ノンシュガー、ノンカロリーのものを選びましょう。

・料理を薄味にする:味付けが濃いと、食欲が進み食べ過ぎてしまいます。

・調理法を工夫する:網焼き・蒸す・ゆでるなど油を控えるようにする。調理器具も工夫する。

・食事の回数を増やす:1回の摂取量を少なくして、血糖値の上昇をおさえる。

糖尿病・食事療法の注意点

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糖尿病の食事療法の意義を理解した上で、病気を進行させないように 始めていきましょう。 これまで大食の習慣がついていた方にとっては、初めはかなりお腹が すくかもしれませんが、血糖が下がってくれば食欲もおさまります。

 

・インスリンに見合う炭水化物の量を摂る

正常に近い血糖値を保つためには、体が分泌できるインスリンと バランスのとれた量を摂る必要があります。

 

・合併症予防のためのヘルシー食

合併症予防のために、高血圧、高脂血症(血中脂質異常)にならないように、毎回ヘルシー食を考えます。

 

・適性カロリーを知るためのカロリー計算

個人によって異なる適切な体重を実現、維持するために、きちんと適性カロリーを知っておけないといけません。

 

・低血糖を防ぐための調節

インスリン療法で起こりがちな低血糖や運動療法が血糖に与える影響も食事の時に考えます。

 

・健康維持のためのバランス

健康を保つために、もっともよい、効果的な栄養素を摂取するようにします。 糖尿病食は、基本的に何を食べてもよいのですが、低カロリーと ヘルシー食の区別をつけることです。 心がけるのは、「ヘルシー食」の方です。 そこで食事の献立を考える際に目安となるカロリーですが、 性別・年齢によって変わってきます。

まず標準体重をだします。

 

・標準体重=22×身長(m)×身長(m)

・標準体重1kg当たりのエネルギー量(kcal)

軽労働:25~35 中労働:30~35 重労働:35~45 例えば、25~35は、肥満の方は、25kcalを使用、 痩せている方、若い方は、30kcalで計算します。

例えばEX. 170cm, 80kgの方の場合

標準体重=22×1.7×1.7=63.58 63.58×25=1589.5kcal ということになります。

 

中高年で肥満気味の2型糖尿病では、

・女性が1400kcal

・男性が1600kcal

が平均的な目安です。

 

★調理時の工夫 ・主食:ご飯に麦・杯芽・あずきを加える

パンは、全粒粉やライ麦のものを。麺は、そばがよい。

 

・野菜:青菜は茹でるとかさが減り、多くたべらるのと体を温める効果があります。

 

・油分:脂肪の少ない食品を選ぶ。調理器はテフロン加工など、油をほとんど使用しなくてよいようにする。

 

・味付け:塩分を控えて、薄味に。また酸味のもの(レモン、すだち、ゆず等)を利用する。味付けは薄めにする。

 

・焼き物:鉄板焼きより、網焼きにする。電子レンジを活用する。

 

・揚げ物:控えた方がいいのですが、素揚げ・から揚げにする。 上記のような工夫も行っていってください。

糖尿病・外食の注意点

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外食ではなかなかカロリーがつかめず、つい全てを食べてしまいがち
ですが、家でよりもカロリー高めであることが多いですので、時には
食べ残すことが必要です。

外食が多い方は、常に「腹八分目」に抑えること、そして一定量を
意識して残してください。
外食が主体の方は、どうしても栄養バランスをとるのが難しく、
またカロリーオーバーになりがちです。

注文時に、初めから「ご飯を半分に」、「サラダはドレッシングなしで」
などの注文を出してください。

特に、高カロリーで栄養バランスの悪い、ファストフード、カツ丼などは
避け、定食や具の多いものや、動物性脂肪やコレステロールの少ない
食事を選ぶ習慣をつけましょう。

スーパーやコンビニの食品は、「栄養表示基準制度」に基づいている
のですが、調理の仕方などによってもカロリーは変動するために、
前後20%の誤差が認められているのです。

ですので、レストランのメニュー表示で、500kcalとでていても、
実際は600kcalである可能性はあるということです。

カロリー表示自体、義務付けられているわけではありませんが、
外食時の表示カロリーは、20%増くらいに考えておくほうが
よさそうです。

外食先であっても、野菜、きのこ類、海藻、こんにゃく、などを
積極的に取り入れることが必要です。
また、塩分の少なそうな味噌汁やスープも、お腹を満たす点で
摂るといいでしょう。

お頭付の魚などは、低カロリーの上に、食べるのに手間がかかる分、
ゆっくり食事ができて、早食いを避けられますので、こういった
食べるのに時間のかかる料理を注文することも心得ておいてください。

また夕食が外食になる場合には、アルコールも飲まれることが
多いと思いますが、胃液分泌も促進されて食が進み、どうしても
オーバーカロリーになりがちです。

だいたいですが、ビール中ビン1本がご飯茶碗1杯分と心得て
おきましょう。

糖尿病の方にとって、外食で残すのは、罪悪感ではなく身を守るためと
割り切って、カロリーが多そうな場合は、とにかく残す、最初から
店に減らしてもらえるなら、はっきり伝えることを常に念頭に
おいておきましょう。

糖尿病食の基礎知識

■糖尿病と診断された時から、血糖値の上がりすぎをおさえ、正常な
状態を保つためには、まず1日の食事で必要なエネルギー量を知る
ことが始めの一歩です。

肥満度といわれる標準体重(BMI)(身長m×身長m×22)に生活強度指数
をかけて計算します。

生活強度の目安
軽労働者(サラリーマン・主婦):30
高齢者            :25
重労働者(工事現場作業員)  :40

例えば、身長160cmの主婦の場合、
標準体重=1.6×1.6×22=56.32
56.32×30=1689.6
1日に、約1690kcalを3食でできるだけ均等に摂っていくという
ことです。

■次は栄養のバランスが大事です。
平均の約1600kcalの場合、炭水化物:200g、タンパク質60g以上、
脂質30g以上、が1日に最低必要な目安です。
それにビタミン・ミネラル、食物繊維などは、毎日最低300g以上
摂る必要があります。

また次のような尺度で考えることができます。
私たちがふだんよく食べる食品の常用量は、80kcalですので
これを1単位として基準にします。

1600kcal÷80kcal=20
1日に20単位分の食品が食べられるということになります。
食品1単位は、ご飯:小さめの茶碗半杯、食パン:半枚、
卵:1個、魚:切り身1つ  です。

日本糖尿病学会による「糖尿病食事療法のための食品交換表」が
出されています。

★炭水化物ーー・イモ、大豆、炭水化物の多い野菜
・果実
★タンパク質ーー・魚介、肉類、加工品、卵、チーズ
・乳製品
★油脂及び多脂性食品ーー・バター、オイル、マヨネーズ、ドレッシング

★野菜、きのこ、海藻

上記のように、大きく4種、少し細かく6種にわかれます。
この表に、それぞれのエネルギー量と重量が、単位として記されて
いますので確かめながら、毎日の食事を考えていただきたいと思います。

平均的には、
・ご飯、芋、小麦粉:11単位
・果物:1単位
・魚介、肉、卵、大豆:4単位
・乳製品:1.4単位
・油脂:1単位
・野菜:1単位
・味噌 :0.3単位
・砂糖:0.3単位

上記を合計すると、先ほどの計算でだした20単位になります。

●コツは、まず自分が食べたものの量を全て書き出し、それを表に
配分してみて、1日の単位で収まっているのか、そして栄養バランス
も、チェックしてみます。

自分で食べたものを記録することで、何が問題かが見えてきます。
交換表の見方にも慣れてきます。
そして、自分専用の一覧表を作っておくと便利です。
糖尿病には、この食事の自己管理こそが最重要といえます。

■糖尿病食のポイント

★緑黄色野菜
野菜は、1日に350g以上、特に緑黄色野菜を120g以上摂る
のがよいとされています。

★亜鉛
糖尿病の方は、インスリンの作用が不十分なため、細胞が充分な
量のブドウ糖を血液中から取り込むことができません。
結果、体のエネルギーが不足し、疲れやすくなります。

膵臓でインスリンを作る際に、亜鉛がかかせません。
亜鉛には、インスリンの働きを持続させる働きもあります。

★果物
果物の糖分を摂りすぎない。
例えば、リンゴ1個は、ご飯茶碗1杯分のカロリーがあります。

糖尿病食事療法で知っておきたいこと

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■糖尿病食事療法・食べ方

糖尿病食事療法の目的は、過食やまとめ食いを控え、受容体の
働きをよくすることによって、インスリンが効率的に使われる
ようにするためです。

★甘いもの、脂っぽいものを避ける
糖分の摂りすぎ、また太りやすい食品ですので、食べ過ぎに注意する

★食事は薄味
濃い味付けは、つい量をこして食べ過ぎてしまいます。
塩分を控える意味からも、常に薄味を心がけてください。

★決まった時間に、時間をかけて食事をする
時間・食事量は一定に保つことが重要です。
また時間をかけて、能に満足感を与えます。
満腹感は、血液中の糖分が増えたことを能が感知して起きるものです。

朝食や昼食を抜いたり、まとめ食いをしたりすると、一度に
たくさんのインスリンが必要となるため、膵臓に負担がかかります。

また、空腹状態で食事をすると、体が次の空腹状態に備えて栄養を
蓄えようとするため、どうしても脂肪が溜まりやすくなります。

★アディポネクチンを増やす
2型糖尿病にアディポネクチンが役立つとして、注目されています。
アディポネクチンを増やす食品は、マグネシウム・食物繊維を
多く含む、海草類・青魚・大豆などを摂取して下さい・

★玄米
糖尿病予備軍の方は、特に玄米などの、全粒穀物を食べると発症の
リスクが低くなりますし、糖尿病の方の食事としても、白米ばかり
ではなく、摂っていただきたいものです。

★血糖値を上げやすい食事
炭水化物は、血糖値を上げやすく、脂質は血糖値を下げにくくする
ため、摂りすぎに注意して下さい。

ブドウ糖も血糖値を上げやすいため、摂りすぎに気をつけてください

朝食ぬきで、昼食を食べた場合、血糖値が大きく上がります。

★糖尿病によいとされる食べ物
カボチャーー軽い糖尿病の方に、おすすめです。
1日にティースプーン2杯程度のカボチャの粉末を
摂っていくと効果的とされています。

ドクダミーー体の新陳代謝・インスリンの分泌を高めるために
有効とされています。

★糖尿病治療中の体調不良
発熱などで体調がすぐれず、食事がとれない状態の時、何も
摂らないでいると、水分不足で血糖値が上昇します。

この場合、意識がもうろうとする「糖尿病昏睡」を起こす可能性
がありますので、注意が必要です。

食欲がないときには、脱水症状を起こさないよう、おかゆなどを
摂るとよいでしょう。

糖尿病3大合併症の恐ろしさ・糖尿病網膜症

■糖尿病網膜症  糖尿病になった人の目の中に起こってくる病気の1つです。 目の底にある網膜の血管に異常がでてきて、血管が膨れたり、 閉塞したり、破れたりするために、網膜や硝子体に異常がでてきます。 網膜に浮腫をおこしたり、硝子体中に出血したりして、視力が低下してきます。中には、失明に及ぶ場合があります。

日本で、現代成人の失明原因の第1位がこの糖尿病網膜症です。白内障になる場合も多いです。自覚的に見えにくくなってきた頃には、網膜症はかなり進行してしまっていることが多く、治療が困難であることも少なくありません。かなり悪くなってしまった網膜や網膜血管は、2度と元通りの状態に戻すことはできませんので、事前の注意を怠らないようにしましょう。

 

次のような症状が出てきます。

・物がぼんやり見える。

・目の前に飛んでいるようなものが見える(飛蚊症)。

・夜間、見えにくくなる。日中でも、影やや暗くて見えない部分がある。

・直線が歪んで見える。

 

網膜は眼の奥にある組織ですが、カメラに例えると、フィルムに あたります。 網膜は、瞳から入った光の明暗や色を感知する役割をもつ、非常に 大事な部分です。 糖尿病によって、網膜が傷められ、カメラでいうフィルムの感度が 低下したり、破損してしまった状態です。 糖尿病患者の40%に、網膜症がおきるといわれます。 つまり、血糖値が高い状態では、血管に多くの負担がかかり、血液の 流れが悪くなります。 細かい血管が密集している網膜は、高血糖の影響を非常に受けやすい のです。

 

糖尿病網膜症は、以下のような段階を経て進行していきます。

★単純網膜症

網膜内の血流が悪くなり始める、最初の段階です。症状はまったくありません。 内服薬あるいは、血糖のコントロールの改善で、少しよくなる こともあります。

 

★増殖前網膜症

血管が詰まって、網膜の一部に血液が流れていない虚血が生じてきた段階です。網膜に、酸素や栄養が充分供給されないため、網膜の機能が低下します。

 

★増殖網膜症

虚血(血液が流れていない)部分に、酸素や栄養を送り込もうと網膜から硝子体中に向かって、新生血管が伸びてくる段階です。一見、理にかなっているように思えますが、この血管は、大変もろく、出血しやすい血管です。新生血管が破れて、網膜の表面や眼球内(硝子体内)に出血が広がると、視力に大きな悪影響を及ぼします。網膜剥離が発生している可能性があります。 視力の低下や飛蚊症の症状がでている人もいます。

 

★増殖停止網膜症

治療をして、病状が安定した状態をいいます。 硝子体出血や網膜剥離の段階になると、元通りの健康な網膜に  戻すことはできません。網膜の機能をできる限り、改善された保存的・外科的治療がなされたということです。再び進行し始める可能性もありますので、油断は禁物です。

糖尿病3大合併症の恐ろしさ・糖尿病性腎症

■糖尿病性腎症

尿を作る腎臓の、糸球体という部分の毛細血管が悪くなり、尿を
作ることがしだいにできなくなります。

そうなると「人工透析」、つまり機械で血液の不要な成分を濾過(ろか)
して、機械で尿を作らなければならなくなります。

週に2~3回、病院で人工透析を受けなければなりませんので、
日常生活に大きな影響を与えることになります。
現在、人工透析になる原因の1位が、「糖尿病性腎症」です。

初期症状は、
蛋白尿やむくみが見られ、この段階で処置しなければ、腎障害から、
慢性腎不全に移行死、腎機能障害がひどくなれば透析が必要になります。

・味覚低下、食欲低下
・倦怠感、集中力低下、疲れやすい
・胃の不調(吐き気、嘔吐)
・むくみ、浮腫(くるぶし、腹部、胸がむくんできます)
・傷つきやすい

糖尿病が原因で蛋白尿が現れると、平均数年で透析が必要となる
ケースが多いようです。
進行が早いために、できる限り早く進行を食い止めなければ
なりません。

一般には検尿で、蛋白尿は陰性です。
特別な尿検査で、アルブミンという蛋白が正常値を上回った
時期(微量アルブミン尿期といいます)から進行を抑える
治療を始めます。

ただ、危険なのは、微量アルブミン尿の時期であっても、患者は
糖尿病以外、変化がでていないため、自覚がありません。
このために、手遅れになる場合がありますので、微量アルブミン尿期
を見逃さないことが非常に重要です。

この時期は、糖尿病の治療、血糖の管理を行えば、腎症は治る
可能性もあります。

糖尿病性腎症によって腎不全になれば、人工透析に頼らざるを
えません。
時間の制約もですが、金銭的にもかなり負担を負うことになって
しまいます。

人工透析は、ほぼ1日おきに行わなければならず、しかも1回の
治療に3~5時間もの時間的制約を受けることになります。

そして一生続けなければなりません。

最近は、腎臓の生涯年齢が下がってきているといわれています。
つまり、人の寿命よりも腎臓の寿命が短くなってしまっているのです。

この原因が、糖尿病性腎症といえるでしょう。

糖尿病性腎症は、いきなりなるものではありませんが、自覚のないときの
サインこそ見過ごすことのないようにしたいものです。

糖尿病による足の症状

foot

糖尿病は進行すると、合併症を伴う恐ろしい病気です。

★細小血管合併症である3大合併症
・糖尿病神経障害
・糖尿病網膜症
・糖尿病腎症

特に、上記を発症させないように血糖を管理していかなければなりません。

2型糖尿病の方に多い、糖尿病神経障害から「壊疽」(えそ)になった
場合には、最終的に、足を切断しなければならない可能性がでてきます。

壊疽は、糖尿病から動脈硬化等になり、血管がつまり血流が
滞ることから起こります。

きちっと自分でコントロールしなければ、薬でも糖尿病をコントロール
できにくいところまでいずれ到達します。
すると神経が侵され、自分で痛みや感覚が鈍くなり、壊疽の兆候に
あまり気づかないことがあります。

そこにばい菌や水虫などに侵され、簡単に壊疽が進行してしまいます。
神経障害や水虫などがきっかけで、もともと弱っている血管や細胞が
侵され、切断という選択をせざるをえません。

血流障害だけで、壊疽にまでなる場合もあります。
複合的な原因があり、抵抗力のなくなった細胞や血管が細菌に対処
できなくなるのです。

糖尿病による足の症状が、感覚的に異変があると感じることが
できないで放置されることが大きな問題です。

初期の段階を超えてしまっている糖尿病の方は、ご自分の足を常に
注意深く監視する必要があります。
異常があれば、直ちに抗生物質等の服用が必要になります。

代表的な足の症状
・足先が、しびれたり、時にはピリピリとする
・指先が痛む
・小さなケガ・傷がなかなか治らない
・皮膚が乾燥・ひび割れる
・水虫などの感染症にかかり、重症化する
・足がつったり、けいれんする
・皮がむけやすくなったり、魚の目などができやすくなる
・足の裏側の感覚に、違和感がある

糖尿病の方で、以上のような症状が自覚症状がある方は、素早い
対処をなさってください。

壊疽など重篤な病状を引き起こさないように、自己コントロールを
怠らないように、意識して予防に努めましょう。

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